宮崎商が15安打16得点で東海大福岡に大勝【高校野球春季九州大会】

2回にソロ本塁打を放った宮崎商の4番上山

◆春季九州大会1回戦 宮崎商16―3東海大福岡(6回コールド)(20日・さがみどりの森)

宮崎商が15安打16得点の猛攻で選抜大会に出場した東海大福岡に6回コールド勝ちを決めた。2回に4番上山純平(3年)が左翼越えの先制ソロを放ち口火を切ると、3回4回と4点ずつ加点し、6回に打者11人、6点をあげコールドを決めた。

この本塁打が上山にとって高校通算13号だが、低反発バットでは初の柵越え。「全然手応えはなかった。練習試合でランニングホームランを打ったことはあるけど、入ったとは思いませんでした」と喜んだ。昨秋から低反発バットで練習を始め「打ち上げたら伸びないので、低い打球を飛ばすことを意識してきました」。本塁打だけでなく、次の打席ではきっちり犠打を決め、その後の得点につなげた。

15安打と猛打爆発の勝利に橋口光朗監督は「県大会から打撃の調子が良くて、それがそのまま出ました。低反発バットは最初は全然飛ばなかったけど、芯で捉える確率が高くなってきましたね」と練習の成果を発揮した勝利にうなずいた。

(前田泰子)

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