震度6弱で観光名所「石垣の里」崩落 被災地で復旧作業が本格化

愛媛と高知で震度6弱を観測した地震から4日目。被災地では復旧作業が本格化しています。

震度6弱の揺れが観測された愛媛県愛南町の外泊地区は、風よけのため江戸後期から石垣が築かれていて「石垣の里」として観光名所にもなっていますが、今回の地震で10か所ほどが崩れました。

20日から石垣の復旧作業が始まり、地元の住民やボランティアの大学生らが崩れた石をひろい集めたり、不安定な石をロープに結び付け取り出したりしていきました。

そして、石積みの技術を持つ地元の職人から指導を受けながら集めた石を再び積み上げ、すき間に小さな石を入れ金槌でたたくなどして埋め込んでいきました。

外泊地区 地区長 吉田幸俊さん(61)
「きょうの皆さんの元気な修復作業を見て安心しています」

修復作業は、5月末までかかる見通しです。

© 株式会社あいテレビ