シャクナゲ咲く 和歌山・印南の川又観音

川又観音周辺で見頃を迎えているシャクナゲ(15日、和歌山県印南町川又で)

 和歌山県印南町川又にある川又観音周辺でシャクナゲ(ツツジ科)が見頃を迎えており、参拝者や写真愛好者が山中に映える鮮やかな花を楽しんでいる。

 同町の山間部にある厄よけで知られる観音で、シャクナゲ観賞の名所としても知られている。関係者によると、シャクナゲの多くは植栽した西洋シャクナゲという。

 大きいものでは樹高が5メートル近くあり間近で見ると迫力がある。参道沿いや周辺の斜面で咲いている赤やピンク、白色の花が目を引いている。

 写真愛好者らがこの時季ならではの景観をカメラに収めている。木によって開花時季に差があるため、長期間楽しめるという。

 川又観音では18日に恒例の会式が営まれる。午後1時半に餅まきがある。

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