永瀬廉&松田元太、お互いの魅力は「愛され力」と「ストイックさ」 “絵しりとり”で新たな一面も発見!?

ドラマ『東京タワー』で共演する(左から)松田元太、永瀬廉(C)テレビ朝日

King & Prince永瀬廉が恋愛ドラマ初主演を務め、Travis Japan松田元太と共演するドラマ『東京タワー』(テレビ朝日系/毎週土曜23時)が4月20日にスタート。映画化もされた直木賞作家・江國香織の恋愛小説を連続ドラマ化する本作で、同じ大学に通う友人同士を演じる2人に話を聞くと、お互いのキャラクター全開なトークが繰り広げられた。

◆それぞれ演じる透、耕二との共通点は?

21歳の青年・小島透(永瀬)と、20歳以上年の離れた人妻・浅野詩史(板谷)の美しくも許されない愛―その儚く甘美な世界を、現代の東京の最旬スポットを舞台に、令和という新しい時代ならではのストーリーとキャラクターで大胆に描き出していく。松田は透に刺激され年上女性との恋愛に憧れ、MEGUMI演じる20歳以上も年の離れた主婦・川野喜美子を誘惑する大原耕二に扮する。

――それぞれ演じられる透、耕二との共通点はありますか?

永瀬:透が詩史さんを好きになってからの感じはすごくわかります。僕も人に対してじゃなくても、アニメだったり自分が好きになってハマったものに対しては睡眠時間を削ってでも観ちゃったりする部分もあるので、ハマったものに対しての熱中度合い、真っすぐさは似ているなと思いました。

松田:ないに近いかなと思っているんですけど…。こういう質問絶対あると思っていて、もし共通点があるって言った場合すごく大胆な人だなと思って。文面だけで伝わるじゃないですか。日本語下手なので、似てる、共通点あるって言わないようにしています。あるって書いたら怒りますよ!

永瀬:なんで元太が怒るねん(笑)。

――お二人が恋に落ちる、詩史さん、喜美子さんの魅力はどんなところに感じられますか?

永瀬:透のセリフにもあるんですけど、所作とかも含めすごくキレイで丁寧なんです。詩史さんの紡ぐ言葉は透も好きだと思いますし、永瀬廉として聞いていても魅かれる理由がわかります。ゆっくり動いたりゆっくり話したり、そういう余裕のある感じというか、そういう部分にすごく魅かれていくんだろうなと思います。

松田:喜美子さんもすごく素敵ですし大人の女性という感じで、詩史さんとはちょっと違う余裕がありますね。ひとつひとつの表情が、耕二もいろいろ波があるんですけど、喜美子さんも波があって。感情をぐっとこらえる表情だったり、逆に出すときは出したりとか、その波、テンション感が魅力でもありますし、たくさんのいろんなキャッチボールをさせていただけて楽しいです。

――永瀬さんは透を演じるうえで意識していることはありますか?

永瀬:意識的にはないですね。ただ透は根底として人付き合いに対してそこまで熱を持っていない人なんです。落ち着いたテンションなんだけど、ただ内に秘めているもの、詩史さんに対する気持ちは熱いものを持っているというのが、ちゃんと伝わればいいなと思っています。

◆「元太の愛され力」「廉のストイックさ」が魅力

――今回お2人が演じられる透と耕二の友情のようなものも描かれます。共演してみて、ここが魅力的だなと感じられたところはありますか?

永瀬:場を和ませる力がすごくて、発言もみんなが突っ込みたくなったり、クスっとなったりするんです。そういう人っていろんな場所で愛されるところがあると思うのでそこは魅力だなと思います。

撮影中の耕二は動きが大きくてアクシデントになるんですよ。イスで移動するときに壁に頭をぶつけたり。それがエンターテイメントなのかガチなのかわからないですけど、そういうことが自然とできる人っていうのが、現場に笑いが生まれるポイントだと思います。

松田:座長としてもそうですし、ストイックだなと一番に感じます。すぐに監督とシーンのチェックをしたり、ちゃんと見え方や透としての生き方を細かく自分自身でチェックして監督とコミュニケーションをとっている姿は勉強にもなりますし素敵だなと思いました。

自分に突っ込んでくれたり、廉と松田の関係性もそうですし、透と耕二の関係性でも、そういう友達同士の空気感がリアルに描けているのがいいなと思います。

――永瀬さんが演じる透、松田さんが演じる耕二をそれぞれどのように見ていますか?

永瀬:耕二は元太のいいところが出てますね。ちょっとおっちょこちょいで笑かすし、けど男らしいところも持ち合わせてるみたいな、元太っぽさがあります。ちゃんと耕二なんですけど、節々に元太のいいところが出ているなと思います。

松田:真っすぐさとか、現場でも座長としてドシっと構えている姿、ポーカーフェイスなんですけど心の中では熱く燃えたぎっている様子など、どの面でも廉の演じる透はすごく美しいな、かっこいいなと思います。普段から廉を見ていてもそういうストイックさ、情熱的な熱い部分が透にマッチしているなと感じます。

◆お互い初めて知った一面は?

――今回の撮影を通して初めて知る一面みたいなものはありましたか?

永瀬:初めて知る一面…。なんだろう…?

松田:僕はありますよ。収録の合間に絵しりとりをしたんですけど、絵が下手でした(笑)。

永瀬:あ~。

松田:好きになっちゃうような、かわいい下手さ。クセになっちゃう感じの下手さなんです。ケータイで写真を撮って、廉の絵を記録できたらいいなと思ってます。

でも、絵しりとりの主を描かないんです。例えば「ら」だったら、ライトセーバーじゃなく、持っている人間をめちゃくちゃ大きく書く。絵しりとりの基本ルールからずれてるんですよ。たぶん脳みその作りが一緒なんですよ。なんだったら俺の方がちょっと上だなって。

永瀬:俺がはずしてんのよ、ちょっと。

松田:え!

永瀬:作りがそうなんじゃなくて、元太のレベルに合わせるために、脳みそのレベルをはずしてるんだよ、ちょっと。

松田:合わせてくれてた! それに気づいてないのホントにまずい人じゃん(爆笑)。

――(笑)。もうすでに息ぴったりですね!

松田:はい! ぴったりです!!

永瀬:(無言)

松田:ぴったしすぎるって!

永瀬:そうだね、フィットしてる。

松田:お互いよく話すんですけど、なんにも深く考えないで会話をするから、いい意味で適当というか、ストレスのない会話ができるので、一緒にいて楽というか、男友達みたいな感じですね。

永瀬:よく意味を考えたら会話になってないんですよね。どっかズレてて、そのままお互い止めずに何も考えずにただ思ったことを言い合っているだけなので。会話というよりは騒いでるというか、独り言をお互い言ってるくらいの感じ。元太と会話しているって思ったことないですもん、俺。

松田:ええええええー。いっつも会話してると思ってた。

永瀬:(笑)。それくらいゆるくしゃべれる相手ですね。

――撮影中思い出に残っているエピソードはありますか?

松田:大学のシーンで教授に怒られて、ふざけんなよって叩き合うシーンで、本気で叩いてくるんですよ。

永瀬:そっちだろ?

松田:あれ? どっちが一発目だったっけ?

永瀬&松田:…。

永瀬:俺か。

松田:いや俺か。

永瀬:こっちはちゃんと気持ちを込めているだけなので(笑)。

松田:楽しいというか、面白かったです。クスって笑っちゃいそうな。

永瀬:仲の良さが見えたらいいなと思います。

あと、ずっと本当に“TJ”(Travis Japanの頭文字を手で表すポーズ)してるよね。最初生で見た時は感動したのよ、「うわ、これが!」って。でも、ずっとしてるからお腹いっぱいになってきちゃって。

松田:嘘でしょ。(TJを見せる永瀬に)まだ覚えてくれてないじゃん。逆だよ、こう。

永瀬:(TJを決めながら)Travis Japan

松田:覇気ない!(笑)

(取材・文:近藤タイスケ)

オシドラサタデー『東京タワー』は、テレビ朝日系にて4月20日より毎週土曜23時放送。

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