女性ドライバーの10%達成へ…食品物流のアサヒロジスティクス、2023年度は増収増益 24年度の経営計画発表

「東日本全体の食と農を支える物流インフラを確立しよう」と社員らに呼びかけた横塚元樹社長=17日、東京都新宿区のハイアットリージェンシー東京

 食品物流のアサヒロジスティクス(埼玉県さいたま市大宮区)は17日、2024年度(第71期)の経営計画発表会を都内で開催した。

 横塚元樹社長は昨年度、夏用短パンの導入など制服の刷新を含めた快適な職場環境づくりや対応全車両のAT(オートマチック)化、草加グロッサリー物流センター(草加市)の新設や花見台共配センター(嵐山町)の建て替え工事着手などの取り組みを振り返った。その上で23年度の決算を発表。売上高(単体)は前年度比9.3%増の468億2900万円、グループ全体の売上高は557億円、経常利益は34億5000万円の増収増益だった。

 本年度については運輸業界を取り巻く時間外労働の上限規制に触れ、新卒初任給などの待遇改善やドライバーの業務支援システムの充実、女性ドライバーの10%達成などの計画案を発表した。今期目標はグループ全体で売上高595億円、経常利益を35億円とした。

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