今月27日(土)から来月6日(月)にかけて最大10連休となる今年のゴールデンウィークは、全国的に気温が高くなる見通し。西日本や東日本では25℃以上の夏日になる所が多く、那覇では30℃近くまで上がる予想だ。なお、西日本や奄美では雨の日が多く、今年のゴールデンウィークは服装選び、熱中症と雨の降り方に気を付けた方がいいだろう。
■北日本 前半ほど青空で過ごしやすい
北日本は前半ほど安定して晴れる所が多い見込みだ。気温は朝晩と日中ともにこの時季としては高くなりそう。札幌ではまだ朝晩はヒンヤリするものの、前半の最高気温は20℃を超える日もある見込みだ。連休半ばから後半は17~18℃くらいになりそうだ。
仙台では連休初日27日(土)の最高気温は25℃と夏日になる予想。その後も昼間は23℃前後の日が多く、昼間は長袖1枚や暑がりの場合は半袖でも過ごせる暖かさになりそうだ。最低気温は13℃前後と10℃を下回らず、極端な冷え込みにはならない見込み。
■東日本 太平洋側中心に25℃以上の夏日
東日本も前半ほど晴れ、太平洋側を中心に夏日になる所が続出する予想だ。季節外れの熱中症に気を付けたい。連休半ばはくもりや雨になりやすく、連休最終日の5月6日(月)も雨が降りやすい見通し。東京では雨が降っても最高気温は23℃くらいと高く、最低気温は16℃前後と朝晩は過ごしやすい日が多くなりそう。
金沢の気温も朝晩と日中ともに平年より高く、最低気温は15℃前後で極端な冷え込みはない見込み。連休前半の最高気温は25℃近くまで上がるものの、連休半ばから後半は22℃前後と晴れる日は心地よい陽気になりそうだ。
■西日本 雨の日多く強雨やジメジメ体感に注意
西日本は低気圧や前線の影響を受けやすく、雨の日が多い見通し。局地的には雨足が強まるおそれもある。晴れ間を有効に使った方がいいだろう。
大阪の最低気温は17℃前後とこの時季としては高く、雨でも最高気温は25℃を超える日がある予想。湿気があるため、動くと少しジメジメと感じられそうだ。風通しのよい服装で過ごしたい。
福岡では夏日になる日が多く、こちらも動くとやや蒸し暑いかもしれない。日中は涼しい服装を心掛け、観光で訪れる場合はレインブーツが活躍しそうだ。最低気温は18℃前後で、朝晩もコートはなくても上着があればいいだろう。
■奄美・沖縄 沖縄は晴れて30℃迫る暑さ
奄美も前線の影響で雨が降りやすく、降り方が強まるおそれがある。一方で沖縄は晴れる日が多く、海のレジャーなどは楽しめる日が多くなりそうだ。
奄美市名瀬の最低気温は21~22℃、最高気温は27~28℃と1日の気温の変化は小さい見込み。
那覇は最低気温でも24℃くらいとこの時季としては気温が高く、最高気温は28~29℃の予想。30℃近くまで上がるため、周囲と声を掛け合いながらこまめに水分補給を行って過ごした方がいいだろう。
(気象予報士・鈴木悠)