脱炭素化推進へEV充電設備整備 伊予市役所駐車場に2台分

伊予市役所の駐車場に整備されたEV充電システムの開設式

 愛媛県伊予市は20日、市役所駐車場に整備した、太陽光パネルを使って電気自動車(EV)を充電できるシステムの開設式を開いた。二酸化炭素の排出を抑制するとともに、地域へのEV普及による災害時の非常用電源確保にもつなげる。

 市の施設では初めて導入。駐車場通路の屋根に設置したパネルで発電し、EVに給電する仕組みで、1日から本格稼働している。

 2台分あり、日中は来庁者用駐車スペースとし、閉庁時に公用車を充電する。余った電力は、蓄電池を使って庁舎で活用する。道路を挟んだ立体駐車場には、急速充電器も備えた。総事業費は4100万円。

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