2軍戦で公式戦初登板したソフトバンクの前田悠
◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク―広島(20日、タマスタ筑後)
ソフトバンクのドラフト1位ルーキー、前田悠伍投手(18)=大阪桐蔭高=が公式戦初登板でプロの洗礼を浴びた。2番手で1回を2安打2失点。21球を投げて、最速は141キロだった。
小雨が降る中、大歓声を浴びた左腕は1点リードの7回に2番手で登板。まず大盛の一塁へのゴロを自身のベースカバーが遅れて内野安打とすると、一塁へのけん制悪送球で無死二塁。続く持丸の投前への犠打を一塁に悪送球し、走者が生還して同点とされた。
なお無死二塁のピンチでは内田を二直。二塁の広瀬のファインプレーに救われ、佐藤は得意のチェンジアップで空振り三振。2死までこぎ着けたが、韮沢に138キロの直球を左中間へ運ばれ、勝ち越しの適時二塁打とされた。最後は中村奨をスライダーで左飛に打ち取った。
世代屈指の左腕として入団した前田悠は将来のエース候補として期待されており、球団の「特別育成プログラム」で調整を続けてきた。4月にシート打撃に2度登板し、今回の公式戦デビューとなった。