【福島牝馬S】1番人気コスタボニータが重賞初制覇 岩田望「まだまだ強くなる」シンリョクカ、ライトクオンタムが落馬で競走中止に

 福島牝馬Sを制したコスタボニータ(撮影・園田高夫)

 「福島牝馬S・G3」(20日、福島)

 岩田望来騎手(23)=栗東・フリー=騎乗の1番人気コスタボニータ(牝5歳、栗東・杉山佳)が重賞初制覇を飾った。好位4番手から運び、直線は先に抜け出した2着馬をゴール寸前で差し切った。タイムは1分46秒9。2着に8番人気フィールシンパシー、3着に5番人気ウインピクシスが入った。

 岩田望は「きょうの馬場状態は内が有利なのは分かっていましたし、枠順が出た時点でいい勝負ができると思っていました。直線はスムーズにいきませんでしたが、最後はいい脚を使ってくれましたね」と相棒の末脚をたたえる。この勝利でヴィクトリアM(5月12日・東京)の優先出走権を獲得。「レースセンスがとてもいいし、一瞬の脚も素晴らしいものがあります。まだまだ強くなってくると思います」と、今後のさらなる飛躍を期待していた。

 なお、3番人気のシンリョクカに騎乗した木幡初、7番人気のライトクオンタムに騎乗した吉田隼が落馬し、競走中止となった。

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