徳島監督「サポーターは一番のファミリー」 7戦ぶり白星に選手労い「一番勝ちたかった」

増田功作暫定監督が決意を新たに(写真はイメージです)【写真:Getty Images】

藤枝に1-0で勝利

徳島ヴォルティスは4月20日、敵地でのJ2リーグ第11節で藤枝MYFCと対戦。前半38分にFWブラウン・ノア賢信がPKで移籍後初ゴールを決め、1-0と7試合ぶりの勝利を挙げて最下位を脱出した。増田功作暫定監督は、「サポーターは勝利を一番望んでいる」と決意を新たにしている。

徳島は前半16分、2トップの一角で起用されたブラウンがカウンターから1対1の決定機を迎えるも、相手GK北村海・チディの好守に遭い、チャンスを逃した。

そのなかで前半38分、ブラウンがペナルティーエリア内で倒され、PKを獲得。これを冷静に決め、移籍後初ゴールをマークした。

1点リードで折り返した徳島は、後半23分に渡に代わってFW柿谷曜一朗を投入。さらに、増田功作暫定監督は同33分にMF髙田颯也、MF杉本太郎をピッチに送り込む。

藤枝にゴールを脅かされるシーンもあり、終盤にはMF西野太陽が相手DFウエンデルの頭がアフター気味に顔面に入って負傷して担架で運ばれるアクシデントに見舞われたが、徳島はなんとかリードを守り切り、1-0で勝利。3月16日に行われた第4節水戸ホーリーホック戦(2-1)以来、7試合ぶりの勝利。4月1日から指揮を執る増田監督の元で初白星となり、順位も18位に浮上した。

増田監督は試合後のフラッシュインタビューで、「サポーターは一番のファミリー。勝利を一番望んでいる。試合後、選手たちと喜んでいる姿を見て勝っていかないといけないと思った」とコメント。そして、「選手たちが一番勝ちたかった。苦しい時に勝てた。これから前向きにトライできるんじゃないかと思う」と、苦しい展開の中で勝利のために奮闘した選手たちを称えた。(FOOTBALL ZONE編集部)

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