日本ハムが今季初の3連勝で2位浮上 北山初完投初完封「下の名前は『こうき』というんですけどきょう勝てて『さいこうき』です!」

 7回、力投する北山(撮影・中島達哉)

 「日本ハム2-0ロッテ」(20日、エスコンフィールド)

 日本ハムが今季初の3連勝。ロッテとの直接対決を制して2位に浮上した。

 先発の北山は最速154キロの直球にフォーク、チェンジアップ、カーブを織り交ぜてロッテ打線を翻弄。三回1死二塁では岡、ポランコを打ち取り、四回2死一、三塁のピンチも中村奨を遊ゴロに切った。危なげない投球でプロ初完投を完封で飾った。

 試合後、お立ち台で「ぼくの下の名前は『こうき』というんですけど、きょうは勝てて『さいこうき』です!」と絶叫した。

 打線は初回、1死から松本剛が左中間二塁打で出塁。3番・万波が左前先制適時打を放ち1点を先制。八回には2死から奈良間、郡司、松本剛の3連打で1点を追加した。

 万波は「打ったのはフォークです。先制点が欲しい場面だったので、何とか食らい付いていきました。北山さんが投げている試合で、今日も打てて良かったです」とコメントした。

 北山が先発した試合で、万波は3日の楽天戦で4打数2安打4打点、1本塁打、11日のソフトバンク戦では3打数2安打1打点といずれも打点を挙げており、この日も貴重な一打を放った。

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