巨人が大敗で3連敗 坂本3安打&今季最多安打のチームは27イニングぶり得点も…初回4失点響く 阿部監督「投入したのは僕」

 ベンチから試合を見つめる阿部監督(撮影・市尻達拡)

 「広島6-2巨人」(20日、マツダスタジアム)

 巨人が広島に大敗を喫し、引き分けを挟んで3連敗。今季最多安打を放ちながらあと1本が出ない展開が続き、七回に27イニングぶりの得点を奪ったが反撃はここまでだった。先発の井上は4回4失点でKOされた。

 試合は初回、今季初先発の井上が2死から4連打で、いきなり4点を失う苦しい展開。二回以降は踏ん張ったが、初回の失点に「立ち上がりに大量得点を許してしまい、先発投手の役目を果たせずに悔しいです」とコメントした。阿部監督は「投入したのは僕だから。大いにバッテリーは反省してもらって」と苦言を呈した。

 攻撃は序盤から、毎回のように得点圏に走者を置きながら、あと1本が出ない展開。七回、1死二、三塁で岡本和が中前適時打を放ち2点を返した。8日・阪神戦の三回以来、27イニングぶりの得点となったが、序盤の失点が最後まで重く響いた。

 直近5試合で3度の延長戦。この間わずか4得点と苦しい戦いが続く。それでも今季初めて3番で出場した坂本が、初回に24打席ぶりの安打を放つなど猛打賞を記録。4番の岡本和にもタイムリーが生まれるなど、次戦以降に向けた兆しも見えた。20日の第3戦は好投続く高橋礼が先発予定。まずはチームの連敗を止めたいところだ。

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