先発し、力強いボールを投げ込む西武・隅田(撮影・大泉謙也)
◆西武―楽天(20日、ベルーナドーム)
西武の隅田知一郎投手(24)が6回を7安打2失点で降板した。16日の結婚発表後、初先発だった左腕は今季自己最多の103球を投げたが、同点での交代となり今季3勝目は手にできなかった。
変化球の制球が定まらず苦しい投球。1点を先制した直後の3回には鈴木大と阿部に連続適時打を許して逆転された。
1点を追う6回も2死一、三塁のピンチを招いたが、小郷を147キロの直球で中飛に打ち取った。直後の攻撃で佐藤龍の左前適時打で追いついたため、勝敗はつかなかった。
捕手の古賀も7回に炭谷と代わり、隅田が前回登板した13日ソフトバンク戦に続いてバッテリーの同時交代となった。2回にプロ初の三塁打が先制打となったが、6回の守備で楽天石原のバットが側頭部に当たり、痛がる様子を見せていた。