海外ビッグネームもこぞって予選落ち 西郷真央は1打足りず「運だったりがかみ合わなかった」

西郷真央は2つ落として予選通過はならなかった(撮影:南しずか)

<シェブロン選手権 2日目◇19日◇ザ・クラブ at カールトン・ウッズ(テキサス州)◇6889ヤード・パー72>

米ツアーメンバーとして初めて迎えたメジャー大会は悔しい結果に終わった。西郷真央は2バーディ・4ボギーの「74」と落としトータル3オーバー。カットラインにわずか1打及ばず、予選落ちを喫した。

パー行進が続いたが、8番パー5でこの日初バーディ。「ガマンの展開が続いたけれどやっとバーディが来た」とこれをラッシュの号砲にしたかったが、9番ではチャンスにつけるも決め切れなかった。それでもカットラインに2打のリードを持って後半へと向かった。

するとそこから、ショットの感覚と結果が結びつかないようなプレーが続く。2つ落として迎えた15番ではティショットが池につかまりボギー。17番パー3ではティショットがピンそばに落ちて、そのまま大きくオーバーした。「どちらも思ったショットが打てていたけど運が悪かった。タイミングで逆風が吹いてボギーにつながったのでしょうがないですね」。そういって肩を落とすしかない。

2打のビハインドを背負って入った最終18番パー5では2打目でグリーンカラーを捉えたが、続くイーグルトライを決められずにバーディ締め。カットラインを意識しながらの後半については「プレーに集中しながらというのが一番だった」と気負いすぎることはなかったが、「ショットはすごくよくて。ちょっとした運だったりがなかなかかみ合わなかった」と女神にそっぽを向かれたような一日だった。

パーオン率55.5%(10/18)の数字以上にショットの感覚が良かっただけに、スコアにつながらなかったのが悔しい。「それを生かせるようにショートゲームだったりでスコアを作れるようにしたい」と、課題として挙げるショートゲームにさらなる精度を求めて週末を過ごすことになる。「しっかり気持ちを切り替えて」と来週の「JMイーグル・LA選手権」に向けて顔を上げた。

西郷だけではなく、海外のビッグネームたちもそろって週末行きを逃した。世界ランク3位のセリーヌ・ビュティエ(フランス)をはじめ、ミンジー・リー(オーストラリア)、コ・ジンヨン、キム・ヒョージュ(ともに韓国)といったメジャーチャンピオンや今季1勝のパティ・タバタナキト(タイ)らが予選落ちとなった。

今大会限りで現役を引退するユ・ソヨン(韓国)も2日間でコースを離れることに。昨年覇者で世界ランキング1位のリリア・ヴ(米国)は背中のケガにより初日スタート前に棄権している。

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