F1中国グランプリ(GP)予選が20日に行われ、RBの角田裕毅(23)とメルセデスのルイス・ハミルトン(39)がQ1で早々に敗退する衝撃の波乱劇が起きた。
角田はQ1の中盤に好タイムをマークしたものの、終盤に各選手が一気にタイムを更新する中で、最後のアタックでタイムを伸ばせず19番手で敗退が決まった。
そして最も激震が走ったのがハミルトンの敗退だ。タイムを伸ばせないまま18番手に沈み、まさかのQ1敗退という大波乱。直前に行われたスプリントでは優勝争いを展開して2位に食い込んだだけに、突然の急降下にメルセデス陣営がQ1終了後にショックをあらわにする姿が映し出された。
DAZNで中継解説を務めた中野信治氏も「ちょっと予想外ですよね…。スプリントの結果からすると、予想もしていなかった」と驚きとともに語った。
角田は敗退を受けて、チームとの無線で「何かが絶対起きているはずだよ。ラップがよかったのに19位なんてありえない…」と吐露。自身では走りに手応えを得ていた様子で、何らかのトラブルに見舞われた可能性もありそうだ。
アクシデント続きの中国GPは、21日の決勝に向けて波乱の幕開けとなった。