神戸が劇的勝利 試合終了間際に武藤のゴールで2連勝 復帰の大迫は早速値千金アシスト

 後半ロスタイム、決勝ゴールを決め、大きく声を上げる神戸・武藤嘉紀(撮影・西岡正)

 「明治安田J1、湘南0-1神戸」(20日、レモンガススタジアム平塚)

 神戸は0-0の試合終了間際にFW武藤がゴールを決めて、アウェーで湘南に劇的勝利。けがからの復帰戦となった大迫は後半から出場。早速アシストで勝利に貢献した。

 7日の横浜M戦で負傷し、前節ではベンチ外だったFW大迫はベンチスタート。また、横浜M戦でレッドカードを受け、出場停止だったGK前川が復帰した。

 試合は互いに攻守の切り替えが早く、ハイテンポで進んだ。前半、神戸は倍以上のシュートを放つも、ゴールネットを揺らせず。0-0で折り返した。

 なんとかゴールをこじ開けたい神戸は後半17分、FW佐々木に代えて大迫を投入。直後に左サイドからのボールに大迫が反応。体をひねりながらシュートを放ち、得点かと思われたが、MF井出がオフサイドを取られていたため幻となった。

 その後は一進一退の攻防が続き、このまま試合終了かと思われた後半ロスタイム。ゴール前の混戦からボールを収めた大迫が中央の武藤へパス。これを冷静に決めて勝ち越した。

 神戸は2連勝。5勝2分2敗とし、勝ち点17となった。

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