楽天 接戦制し連敗ストップ 8年目の苦労人、石原が決勝打

 8回、右越え適時二塁打を放つ石原(撮影・持木克友)

 「西武2-8楽天」(20日、ベルーナドーム)

 楽天は接戦を制し、連敗を3で止めた。

 正捕手奪取を狙う男が試合を決めた。2-2と同点の八回、1死一、二塁のチャンスで石原が右中間を破る決勝の2点適時二塁打を放った。今季開幕から1軍で存在感を放っている8年目の苦労人が結果を残した。

 九回には2死満塁で辰己の走者一掃となる適時三塁打。さらに石原が適時二塁打を放ち、試合を決定づけた。

 終盤までもつれる展開だった。今季初先発となった滝中は1点リードの六回、佐藤龍に同点の適時打を許し、悔しさをあらわにしたが6回2失点と試合は作った。打線は1点を追う三回に鈴木大、阿部の野手最年長コンビが連続適時打を放ち、2点を挙げていた。

 七回から継投で西武打線に得点を許さず。最後は西垣が締めた。

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