「ミトマやマーチ抜きで戦うのは違う」10位のブライトン、デ・ゼルビ監督が三笘薫らの離脱に本音「今季は苦しんだ」

三笘薫が所属するブライトンは昨季、プレミアリーグで6位フィニッシュという快挙を成し遂げた。クラブ初の欧州カップ戦出場権も獲得。ロベルト・デ・ゼルビ監督の株は世界的に高騰した。

今季も、ブライトンはヨーロッパリーグで決勝トーナメント進出も果たしている。だが、リーグ戦では10位と中位だ。来季の欧州の舞台への切符を手にするのが難しくなってきている。

苦戦している理由のひとつは、三笘をはじめとする複数選手の負傷問題だろう。今季の三笘はケガや体調不良が相次ぎ、アジアカップ前にも足首を負傷。2月には腰の痛みが悪化し、長期離脱となることが明かされた。

プレミアリーグ開幕から6試合で3ゴ―ル・3アシストを記録するなど、シーズン当初は昨季からの好調を維持して称賛された三笘だが、得点はこの3つでストップ。公式戦26試合出場の3得点・5アシストにとどまっている。

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デ・ゼルビ監督は、三笘たちの離脱や得点力への影響、ドローの多さ(リーグ最多の11試合)が痛手と話した。『SussexWorld』が「ひとつ秘密を教えたい。夜眠れないとき、私は順位表を研究するんだ」と、指揮官のコメントを伝えている。

「我々は失点で5位、得点で7位か8位。だが、我々はドローが多い。ミトマやソリー・マーチ抜きで戦うのは違うんだよ。ウチには多くの若いアタッカーやとても優れた選手たちがいる。だが、彼らはミトマやマーチのような素晴らしい選手になることができるという選手たちだ。今季の我々は苦しんだ。そして得点をあげられていないことの大きな代償を払っている」

昨季のブライトンでの活躍で、世界的な強豪からの関心が取りざたされるようになった三笘やデ・ゼルビだが、今季は思うようにいかないシーズンとなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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