【マイラーズC/穴ライズ】「開幕週の京都は絶好、トラックバイアスが激走サイン」 想定“6人気”前後の伏兵

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■セッション

3カ月ぶりとなった前走のダービー卿CTは、スタートから押してハナを奪ったものの、向正面でエエヤンにマクられる厳しい展開。この“奇襲”に自身のペースを崩されたか、勝負どころで早々と手応えが怪しくなると、直線での脚色も鈍く、結果は7着に沈んでいる。

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一方、6枠から先行し、道中2番手をスムーズに追走した2走前の京都金杯では、大逃げしたドルチェモアを直線でしっかりと捕まえると、内コンペティトール、外トゥードジボンに挟まれる形でゴール。最後はコンペティトールにわずか及ばず2着となったが、内前有利のトラックバイアスを味方につけてしっかりと粘り込んでいる。

長くいい脚を使う馬で、軽い馬場の方が持ち味が活きるタイプ。開幕週の京都はいかにもフィットしそうで、2走前以上の結果まであっていい。休み明けを叩かれて気配は順当に良化。前走の敗戦で馬券の妙味もたっぷりで、積極的に狙ってみたい一頭だ。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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