大谷翔平が得点圏打率0割台から1割に回復 ロバーツ監督は走塁を絶賛「素晴らしい」

大谷翔平の走塁をロバーツ監督も絶賛した

ドジャースは19日(日本時間20日)のメッツ戦(ドジャー・スタジアム)で、リリーフ陣が崩壊して4―9で大敗を喫した。

先発した山本由伸投手(25)は序盤の3回までに4失点を喫しながらメジャー最長となる6回までを投げ切り、味方の反撃もあって勝敗つかず。その後に救援陣が打ち崩されたものの、不動の「2番・DH」で出場を続ける大谷翔平投手(29)が一つの節目を迎えた。

3点差を追う5回二死一、二塁の場面で右前へ強烈な適時打をマーク。安打は量産しながらも得点圏打率は0割5分3厘(19打数1安打)まで低迷し、得点圏では3月20日の韓国での開幕戦以来、実に21打席ぶりだった。新天地で「チャンスに弱い」と言われ続けてきたが、ひとまずこの日の1本で得点圏打率は「1割」に回復。本領発揮はこれからだろうが、打つべくして打つシーンでの1か月ぶりの安打は好材料となりそうだ。

試合後のロバーツ監督は、得点圏打率のことよりも4回に四球で出塁した大谷が二盗を決め、その後に反撃となる生還を果たしたことに触れ「走塁でアグレッシブに、頭良く走っているのが見ていてよく分かる。彼の盗塁がなければあの1点目もなかった。彼は常に何かを生み出そうとしている。良い打席を見せ、我々にエネルギーをくれている。素晴らしいよ。彼は良い野球をやっている」と走塁面を絶賛した。

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