マイク・タイソンの〝復帰戦〟にUFC代表が懸念を表明「彼はもうすぐ60歳だよ」

マイク・タイソン(ロイター)

総合格闘技「UFC」のダナ・ホワイト代表がボクシング元世界ヘビー級王者マイク・タイソン(57)の〝復帰戦〟に懸念を表明した。

タイソンはエキシビションマッチ(7月20日、テキサス州アーリントン)でユーチューバーのジェイク・ポール(27=米国)と対戦する。英メディア「メトロ」によると、ホワイト代表は記者会見で「私がこんなことを言うと彼は怒るけどマイクは(もうすぐ)60歳だよ。分かりません…皆さんはそれについてどう思いますか?」と投げかけたという。

ホワイト代表は「私は個人的にマイク・タイソンを友人としても愛していますし、彼は私の史上最も好きなアスリートの一人です」とし「その試合では31歳(タイソンは6月30日で58歳)の年齢差があることになる。私がそのことについてどう思うか。わからない…彼がそこに行ってトレーニングキャンプで何をできるか見てみましょう」と話した。

すでにタイソンの試合についてプロモーターのエディ・ハーン氏は「信じられないほど悲しい」とし、UFCのスター選手、コナー・マクレガー(アイルランド)が「理解できない」と語っている。また開催地のテキサス州ライセンス規制局(TDLR)は36歳以上の格闘家がリングで戦うには脳波と心電図の検査を受ける必要があると指摘している。

タイソンはこの一戦で2000万ドル(約30億8000万円)の収入を得ると伝えられている中、開催に向けて波紋は広がるばかりのようだ。

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