【巨人】阿部監督 3連敗も12安打の打線に前向き「何かいいキッカケになれば」

試合前に鳥谷敬氏(右)と話す阿部慎之助監督

巨人の阿部慎之助監督(45)が引き分けを挟んでの3連敗にも前を向いた。

20日の広島戦(マツダ)は先発・井上が初回に4失点。巨人打線も「3番・三塁」で出場した坂本が24打席ぶりとなる安打を放つと3安打猛打賞。チームで広島を上回る12安打を放ち7回には27イニングぶりとなる適時打が飛び出すなど2点を返した。

それでも初回の失点が重くのしかかり2―6で敗れ引き分けを挟んでの連敗は3となった。6連勝で最大4あった貯金もついに1となった。

阿部監督は先発・井上について、「投入したのは僕だから。大いにバッテリーには反省してもらって。それだけだね」と振り返った。

それでも打線は前夜の4安打無得点から12安打2得点と勢いが出てきた。「今日は2点取れたし、何かいいキッカケになればいいかな」と前向きに捉えると、坂本について「1本打ったらこんなものなのかなと思って見ていましたし、これを少しでも継続してもらって、チームにいい影響を及ぼして欲しいと思います」とチームの起爆剤となることを期待した。

そのうえで「明日とにかく勝って(東京に)戻りたいと思います」と指揮官はキッパリ。6連戦のロードを白星で締めくくることを願った。

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