12年前の県立高校生徒自殺を受け 県教委が再発防止策を有識者に説明【岡山】

12年前、岡山市の県立高校で野球部の生徒が監督の叱責を受け自殺した問題で、岡山県教委は、4月20日再発防止策の実施に向け検証を行う有識者にこれまで取りまとめた案を説明しました。

県教委は、2012年7月、岡山操山高校で野球部のマネージャーをしていた当時2年の男子生徒が監督からの激しい叱責を受け自殺した問題を受け、去年再発防止策の方向性を公表し具体策を検討していました。

20日は実施に向けて外部有識者から意見を聞く会合が開かれ、医師や弁護士など4人に具体策が説明されました。
そして再発防止のための基本方針を新たに作成し生徒のSOSに気づく校内体制や自殺が発生した場合の初期対応の流れを明記したことなどの説明がありました。

(ひょうごこころの医療センター 田中究院長)
「生徒の自殺から10年以上と時間が経ちすぎてる。起きる前に何ができるかを定着できるようなものにしたい」

県教委は、今年6月には再発防止策を実施したいとしています。

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