高校生が草刈りで団結を深める 石垣島の高校で87年続く伝統の草刈り大会 沖縄

沖縄県石垣市にある八重山農林高校の伝統行事「草刈り大会」が開かれ、生徒たちが刈り取った草の量を競いました。

草刈り大会は、生徒の団結を深めるとともに、鎌の使い方に慣れ、作業への集中力を養ってもらおうと、八重山農林高校で創立以来87年続く伝統行事です。

生徒は全員参加。学年や男女別に刈り取る草のノルマが決まっていて最も多い3年生男子は40キロ。

生徒達は、石垣空港に近い山の斜面で、「チガヤ」と呼ばれる草を一生懸命刈り取りました。

【2年女子】
「天気が良くて草が乾いているので、5キロぐらいあるかなと思っても、3キロ2キロぐらいしかなくてダメージがすごい」

【3年男子】
「作戦としては、大量の草を刈って、ちょっとだけ飲み水をかけて重くしちゃおうかなと・・・」

【1年男子】
「島外の名護市から来て友達が石垣島に誰もいないのでどうなるかなと思ったんですけど、いろんな人が優しくて協力できて楽しかったです」

ことしの大会では、男子で100キロ、女子で60キロの草を刈り取った生徒もいたということです。

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