【ボート】鳴門PG1 菊地孝平が優勝戦1号艇「勝つという強い気持ちを持ってレースに臨もうと思います」

 イン速攻で大会初出場初Vを狙う菊地孝平

 「マスターズチャンピオン・プレミアムG1」(20日、鳴門)

 19日に行われた準優3レースは10R、11Rともにインが負ける波乱決着となった。しかし12Rに出場した菊地孝平(45)=静岡・82期・A1=はコンマ07のトップSを決めて、1Mを先取り押し切った。「こんなうまくいくと思ってなかったのでとてもうれしい。でもまあ厳しい戦いが待ってるので」と勝利の余韻には浸らず、すぐに優勝戦を見据えた。

 準優については「スタートは全速で、このくらい(コンマ07)だと思って行きました。今節はスタート練習がイメージよりも届き過ぎるので、そこに照準を合わせると本番で遅れていた。準優は練習より自分のイメージだけを信じて行きました」と艇界屈指のスタート力を発揮。仕上がりについても「文句ない足だと思っていたけど、ちょっと合ってない部分が分かったので、そこを修正すればもっと良くなると思います。基本的にはバランス型」とさらなる上積みへ調整の手は緩めない。

 「(起こしは)深いところは元々嫌いじゃないので気にしない。練習で100近辺からやって本番でもそれくらいから行って、自分の勘と照合できたので、優勝戦もある程度の条件の変化には対応できると思う。ピット離れも問題ない」と話し「勝つという強い気持ちを持ってレースに臨もうと思います」と初出場初優勝へ力を込めた。

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