川崎が4戦ノーゴールで勝利無し「チームで質が足りなかった」 キャプテンが反省の弁

川崎の脇坂泰斗【写真:徳原隆元】

東京Vとの対戦で均衡敗れず

川崎フロンターレは4月20日、J1リーグ第9節で東京ヴェルディと対戦。ホームの決戦で0-0と引き分けた。4戦ノーゴールで勝利無しの結果にキャプテンのMF脇坂泰斗は「悔しい」と本音を漏らしている。

今季より「Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu」と名将を変えた川崎のホームスタジアム。直近リーグ連敗中の川崎は、ここで勝利し勢いに乗りたい。試合の前半はポゼッション率を高めた川崎がボールを握るものの、シュートチャンスはアウェーの東京Vが勝る。

前半パス数は2倍以上の差を付けながらも(川崎179本/東京V87本)、お互い決定機は決め切れず。シュート8本を打った東京Vも、ゴールを割ることができない。一方の川崎は後半開始からまもなく、川崎FWマルシーニョが左からスピードを生かして抜け出す。GKと1対1を迎えるも、右足のシュートは無情にも枠の外を通過した。

川崎は後半19分に2枚替え。マルシーニョに代えてFW遠野大弥、FWエリソンと入れ替わりでFW小林悠も加える。同25分にはその遠野がドリブルでエリア内へ侵入。相手との接触で倒れるも、笠原寛貴レフェリーの判断はノーファウルだった。

後半27分にも、鬼木監督は交代枠を2枚使用。DFファンウェルメスケルケン際、FW山田新を下げてMF瀬古樹と家長昭博の2人を投入する。同39分には脇坂と入れ替わりで怪我明けのバフェティンビ・ゴミスを投入。お互いにゴールに迫るシーンがあったものの、90分間得点は動かず0-0のまま試合は終了した。

フラッシュインタビューに登場した川崎キャプテン脇坂は「勝ちを目指していたので、悔しい」と心境を吐露。チームはリーグ戦4試合ノーゴール。勝利からも4戦遠ざかっている。

攻撃面で今日は「マルシーニョ、山田新、エルソンなど特徴ある選手を生かすように意識した」と話したが「まず前節、ゴールに向かすシーンや勢い、質が足りなかった。今日それを出したかったが、チーム全体で質が足りなかったと思う」とゴール前での決定力に反省を述べた。(FOOTBALL ZONE編集部)

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