特別展「バーミヤン大仏の太陽神と弥勒信仰」龍谷ミュージアム 京都市下京区

失われた壁画を再現した作品や、弥勒信仰がアジアに広がる様子を楽しめる特別展が、京都市下京区の龍谷ミュージアムで始まりました。この特別展では、世界の神や仏に関する歴史資料を通して、人類の信仰が多様に展開していく様子が伺えます。会場には、仏像や彫刻、経典などがおよそ130点並び、中央アジアや中国、日本と、地域ごとの弥勒信仰の違いを知ることができます。ほかにも、アフガニスタンのバーミヤン遺跡で、イスラム主義勢力「タリバン」によって破壊された大仏と壁画のうち、破壊される前の壁画を描き起こした作品も展示されています。馬車に乗ったゾロアスター教の太陽神を中心に、風神をはじめとしたさまざまな神が周囲を囲んでいます。特別展は、途中、展示替えを挟んで6月16日まで開かれています。

© KBS京都