北朝鮮による拉致被害者、佐渡市の曽我ひとみさんが拉致被害者救出の署名を呼びかけました。
署名活動は20日から始まった「真野桜まつり」に合わせて「曽我さん母娘を救う会」などが開いたものです。曽我さんが拉致されてから今年の夏で46年、一緒に拉致され、安否のわからない母親のミヨシさんは92才になっています。
曽我さんは今まで以上に救出活動に力を入れたいと今月から市の拉致被害者対策係で勤務を始めています。その活動を支える「曽我さん母娘を救う会」は問題の長期化でメンバーが高齢化。継続するためには、新しいメンバーの参加が求められる状況に追い込まれています。
曽我さんは歯がゆさをにじませながら、「もう時間がない。私の大好きな母に一日でも早く会いたい」と話しました。
署名活動に加えて、今後は佐渡を訪れた修学旅行生への講演なども計画しています。