12年前 県立高校の生徒が自殺した問題 県教委が再発防止策案を外部有識者に説明【岡山】

2012年、岡山県立岡山操山高校の野球部でマネージャーをしていた男子生徒が監督から叱責されたあとに自殺した問題で、岡山県教育委員会は外部有識者に再発防止策案を説明しました。

問題が起きてから12年。今回、再発防止策案に盛り込まれた自殺防止対策基本方針です。

県教委ではこれまで第三者調査委員会の調査、提言をもとに再発防止策案をまとめてきました。

きょう(20日)はこの案について外部有識者に説明が行われました。意見を聴く場は来月あらためて設けられる予定ですが、きょうも多くの質問が投げかけられていました。

(兵庫県立ひょうご こころの医療センター 田中究院長)
「起きちゃったから、何とかしましょうではなくて、起きる前に何ができるのかということをしっかりと定着出来るようなそういう仕組み、あるいは提言になれば」

(弁護士 渡邊徹さん)
「何かできる立場になくて、単に聞かれたことを答えるだけのような形で依頼を受けているようなもので、そのことも含めて、いいのかどうか検証していきたい」

県教委は来月、遺族にも意見聴取を行い、6月には再発防止策を実施に移したい考えです。

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