震度6弱の愛南町「石垣の里」の復旧作業始まる

今月17日の地震で震度6弱を観測した愛南町の外泊地区では、崩れた石垣の復旧作業が始まりました。

震度6弱の揺れが観測された愛媛県愛南町の外泊地区は、風よけのため江戸後期から石垣が築かれていて、「石垣の里」として観光名所にもなっていますが、今回の地震で10か所ほどが崩れました。

きょうから石垣の復旧作業が始まり、地元の住民やボランティアの大学生らが崩れた石をひろい集めたり、不安定な石をロープに結び付け取り出したりしていきました。

そして石積みの技術を持つ地元の職人から指導を受けながら集めた石を再び積み上げ、すき間に小さな石を入れ金槌でたたくなどして埋め込んでいきました。

(外泊地区地区長・吉田幸稔さん)
「ふるさとの風景として、後世にずっと伝えていけたいいかなと思っています。
皆さん、たぶん同じ気持ちで修復作業をやっていただいていると思います」

修復作業は来月中旬までかかる見通しです。

一方、宇和島市は、臨時の窓口を設け、住宅などの屋根に被害が出た市民にブルーシートを配布しています。
宇和島市はあすも本庁舎と支所でブルーシートを配布します。

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