最下位逆戻りの西武、痛いアクシデントも次々と…バット当たった古賀悠斗が脳振とう特例措置で登録抹消へ 山村崇嘉は右脚の肉離れが濃厚

2回2死一塁、右中間へ先制の三塁打を放つ西武・古賀(撮影・大泉謙也)

◆西武2―8楽天(20日、ベルーナドーム)

最下位に逆戻りした西武が度重なるアクシデントに見舞われた。

6回に捕手の古賀の側頭部に楽天石原のバットが当たり、7回の守備から交代。ここまで17試合に出場している扇の要について、松井監督は「脳振とうプログラムに入る。医師の判断が出ました」と説明した。

検査後に球場に戻った古賀は「大丈夫です」と話したものの、21日に脳振とう特例措置で出場選手登録を外れることが濃厚になった。通常の抹消期間の10日間を待たずに再登録するには、日本野球機構(NPB)のガイドラインに従った復帰プログラムをクリアすることが必要。3回にはプロ初の三塁打となる先制打を放っており、チームにとっては攻守で痛い離脱となりそうだ。

9回には山村が二ゴロで一塁へ走った際、右太もも裏を痛めた。試合後は自力では歩けず、松井監督は「クリニックで見てもらいますけど、(肉離れを)しているでしょうね」と心配そうな表情を浮かべた。

選手会長の外崎が軽い背中の張りで欠場した試合でのアクシデントの連続。山村に関して、松井監督は大事を取ったとした上で「明日(21日)の状態を見て、良ければ出られると思います」と説明した。

© 株式会社西日本新聞社