【大相撲】大の里は親譲りの阪神ファン 将来は甲子園球場で始球式も?

花相撲に登場した大の里(右)

大相撲春巡業が20日、神奈川・横浜アリーナで行われ、幕内大の里(23=二所ノ関)がプロ野球の阪神ファンとなったきっかけを明かした。

朝稽古では相撲を取らなかったが、花相撲に出場。「足首を痛めたので、無理しないように。これから稽古総見とかいろいろ予定があるし、本場所で完全な状態で出られるように」と状況を説明した。

幼少期に好きだった野球選手は2013年に現役を引退し、代打の切り札として活躍した阪神の桧山進次郎氏(54)だった。大の里は「両親も阪神ファン。母がピアノをやっていて、部屋に(桧山氏の)応援歌の楽譜があって、それで阪神を知った。学生のころは球場に行っていたし、最近は速報やネットニュースで結果をチェックしている」という。

夏場所(5月12日初日、東京・両国国技館)では、新三役昇進が濃厚となっている。このまま〝出世街道〟を歩めば満員の甲子園球場で始球式を行うチャンスも出てくるかもしれない。「これから、どんどん番付を上げられるように。始球式をやってみたい気持ちもあるけど、相撲を頑張らないと。応援してくれるファンのためにも頑張りたい」と笑みを浮かべた。

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