関東・東海中心に季節外れの暑さ 北海道には桜前線到達

20日も、関東や東海を中心に、季節外れの暑さとなった。
そうした中、桜前線が到達した北海道でも、花見を楽しむ人の姿が見られた。

今週、桜前線が到達した北海道。
国内有数の桜の名所となっている松前公園では、ソメイヨシノが見頃を迎えていて、20日から「さくらまつり」が始まった。

桜色のジャケットを着て、桜の写真を撮っていた男性は「きれいですね。やっぱりね、お城と桜はどこに行ったってきれいですよ」と話す。

訪れた人「この松前城と、その周りにある桜を見に来ました。日が出ると暖かいので、桜日和としては絶好ですよね」

松前公園には、約250種類1万本の桜が植えられていて、早咲きの桜から遅咲きの桜まで、約1カ月にわたって花見を楽しむことができる。

20日は関東から近畿にかけて季節外れの暖かさとなり、静岡・菊川市で29.2度を観測するなど、各地で25度以上の夏日となった。
東京都心も26度を超え、3日ぶりの夏日に。

上野公園では瀬戸内のグルメが楽しめるイベント「せとうちグルメフェス」が開かれていて、家族連れなど多くの人が訪れた。

瀬戸内グルメのひとつ、山口県名物「瓦そば」。
焼き目の付いたそばと、牛肉や錦糸卵などとのハーモニーを楽しむことができる。

ほかにも、広島県名物の「尾道ラーメン」も。
コシのきいた平打ち麺と醤油ベースのスープが特徴だ。

尾道ラーメンを「食べたことがない」という人が挑戦。
「さわやかな感じでおいしい」と舌鼓を打っていた。

20日は6月中旬の暑さとなったこともあり、瀬戸内レモンを使用したドリンクも人気だった。

訪れた人「冷たくておいしい。こんなに暑くなるとはさすがに思わなかった」

そうした中、建て替え工事のため、2023年3月から休館していた、鳥取・境港市の「水木しげる記念館」が4月20日にリニューアルオープンした。

朝から鬼太郎のちゃんちゃんこ姿の子どもたちなど、多くの水木ファンが訪れ、オープン時間を待った。

ファン「(水木)先生の誕生日3月8日にちなんで、(午前)3時8分から並んでいます」

代表作「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する鬼太郎やねずみ男など、妖怪の着ぐるみが出迎える中、午前9時半にオープンし、待ちわびていたファンが中へ入っていった。

館内は以前より広くなり、常設の展示は水木しげるの漫画ワールドなど、6つの章立てで構成されていて、数々の漫画作品を世に送り出してきた水木さんの多彩な作風に触れることができる。

訪れた人「怖いけど楽しかった」、「子どもたちも大喜びで、水木先生の歴史が見られたのですごくうれしかったです」

宮城・仙台市の泉ヶ岳では、春山シーズンの到来を告げる山開きが行われ、登山客が早速山登りを楽しんだ。

登山客「身近で登りやすいし、四季のいろんな景色が見られるので楽しんでいます」、「お友達と一緒に会話しながらお昼を食べられるのも楽しみです」

泉ヶ岳は標高1175メートルで、初心者から上級者まで楽しめる山として知られている。

登山コースは山頂付近を除き、雪解けが進んでいるそうで、登山客はそれぞれのペースで山登りを楽しんでいた。

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