岡山市北区の林原美術館の開館60周年を記念し能の公演が行われました。美術館が所蔵する池田家伝来の能面を使った舞台です。
「祝賀能」は林原美術館の開館60周年を記念したもので観世流能楽師・林宗一郎さんらが「羽衣・和合之舞」や「乱・双之舞」などを舞いました。
林原美術館には備前岡山藩主・池田家伝来の能面や能装束が数多く所蔵されていて、今回の舞台では実際に3つの能面が使われました。
訪れた人たちは現代の能楽師が古の能面をつけて舞う幽玄の世界に浸っていました。
(林原美術館 谷一尚館長)
「池田家を中心とした国宝重要文化財。岡山の宝として守っていくということが一番重要な使命でして、60周年で新たないろいろな試みをやっていこうと」
林原美術館では60周年記念展「大名家に伝わる能楽」が6月16日まで開催されています。