ラツィオの鎌田大地は4月19日に開催されたセリエA第33節ジェノア戦で先発フル出場。ルイス・アルベルトの決勝点をアシストし、1-0の勝利に大きく寄与した。
67分、フェリペ・アンデルソンにボールを預けた鎌田はボックス内に走り込み、ブラジル代表FWからのリターンパスを折り返す。このラストパスをルイス・アルベルトがゴールに突き刺した。
ラツィオ専門サイト『cittaceleste』によると、見事なスルーパスでプレアシストをしたF・アンデルソンは、「カマダは来て1年だが、すぐに献身的だった」と賛辞を寄せた。
【動画】伊メディアが絶賛した鎌田の絶妙アシスト
「出ていないときも、彼はすごく仕事していた。これは僕らが団結したグループで、すべての試合で勝利を望んでいることを示している」
マウリツィオ・サッリ前監督の下では出番に恵まれなかった鎌田だが、イゴール・トゥドール体制になってからは立場が激変。レギュラーとして起用されている。
それでも、ラツィオとの契約が1年の鎌田は、延長オプションを行使せず、夏に再びフリーで移籍する意向とも言われる。トゥドールから信頼され、得点と勝利に関与するようになり、確かな地位を手にしつつあるのは確かだ。それでも、また移籍の道を選ぶのか。選択に注目が集まる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部