広島は20日の巨人戦(マツダ)を6―2で逃げ切り、今季最多タイの3連勝。新井貴浩監督(47)は「4番の自己犠牲」を絶賛した。
4点リード迎えた6回。先頭・野間が右中間二塁打で出塁すると、続く4番・堂林翔太内野手(32)は、巨人3番手・堀田の2球目を一塁線へセーフティーバントを敢行。絶妙のところに転がし、自らもセーフとなり一、三塁と好機を拡大した。
続く小園が二ゴロの間に、三走が生還して5点目。初回4点の先制後は両軍無得点で〝次の1点〟が試合のカギとなっていた中で、4番のバントが生きた形だ。
試合後、指揮官はこのバントについて「作戦のことだから…」詳細については伏せつつも「次の1点の重みっていうのがね。本当に周りが見えているなと思いますし、彼の献身性が出た打席だったと思います」と4番の自己犠牲を称賛していた。