尼崎の長屋で火災、性別不明の1人の遺体発見 80代男性と連絡取れず

窓から炎を上げて燃える長屋=20日午後、尼崎市瓦宮1(読者提供)

 20日午後1時20分ごろ、兵庫県尼崎市瓦宮1で、長屋が燃えているのを近隣住人が見つけ119番した。木造2階建て約190平方メートルが全焼し、焼け跡から性別不明の1人の遺体が見つかった。

 兵庫県警尼崎東署などによると、長屋には3世帯が入居しており、火元とみられる部屋に住んでいた80代の男性と連絡が取れなくなっている。他2世帯は無事だった。火災により、隣接する住宅の窓ガラスが割れるなどした。

 現場は阪急電鉄園田駅から北西に約900メートルの住宅街。外へ避難していた20代の女性は「大きな音やにおいはしなかったが、近所の人がインターホンを押してくれて気付いた。急なことでとても驚いた」と顔をこわばらせていた。

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