【広島】森下暢仁 被安打12でも今季初白星「捉えられている感じはあんまりなかった」

粘りの投球を見せた広島・森下暢仁

広島は20日の巨人戦(マツダ)に6―2で快勝。先発した森下暢仁投手(26)は7回途中まで12安打を浴びながらも2失点にまとめ、今季初勝利を挙げた。

初回に4点の援護をもらったが、4回までに3度の連打を浴びた。ただ、得点圏に走者を置いた状況での投球が続く中で「先頭バッターをアウトにしたりとか、そういうことができていたので、嫌なヒットというか捉えられている感じはあんまりなかった」(森下)と、落ち着いて要所を締めた。中盤6回までスコアボードにゼロに並べ、先発の役割をきっちりと果たした。

4回には中堅・久保、5回二死満塁では、丸の右中間への打球を右翼・野間が背走で好捕するなど、味方外野手の広い守備範囲にも助けられ「本当に野手の人に感謝しています」と、堅い守りに支えられた105球を振り返った。

プロ5年目の今季は開幕直前に右ヒジに張りを訴え、予定されていた開幕2戦目を回避するなど、若干、出遅れたものの、6回1失点だった前回登板に続き、復帰後は先発の役割をきっちり。新井貴浩監督(47)も「粘りながら、要所要所でしっかり投げてくれた」と、先発陣に欠かせぬ存在の今季初星に満足げだった。

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