【新日本】天国の曙さんに追悼の10カウントゴング 棚橋弘至社長が遺影を手に冥福を祈る

曙さんの遺影を持つ棚橋弘至

新日本プロレス20日の東京・町田大会開始前に、心不全のため死去した大相撲の元横綱でプロレス・格闘技でも活躍した曙太郎さん(享年54)への追悼10カウントゴングが鳴らされた。

引退後の2003年大みそかにK―1に参戦し話題を呼んだ曙さんは、2005年からプロレスにも挑戦。WWE「スマックダウン」でのエキシビジョンマッチに登場すると、同年7月のWWEさいたまスーパーアリーナ大会でビッグ・ショーとのコンビを結成し、プロレスデビュー戦を行った。

新日本プロレスには、06年1月4日東京ドーム大会で初登場を果たした。故吉江豊さんとのタッグで、ブラック・ストロング・マシーン&ヒロ斉藤組と対戦。さらに同年3月両国国技館大会では、当時のIWGPヘビー級王者ブロック・レスナーに挑戦した。07年にはG1クライマックスにも参戦。13年1月東京ドーム大会での8人タッグ戦(曙&中西学&MVP&ストロングマン vs 矢野通&飯塚高史&高橋裕二郎&ボブ・サップ)が最後の出場となった。

この日の大会開始前、曙さんの遺影を手にした棚橋弘至社長がリングに上がる。出場予定選手が四方を囲み、追悼の10テンカウントゴング。阿部誠リングアナウンサーが曙さんをコールすると、最後に入場テーマ曲が流された。

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