写真で伝えるビキニ事件 「市民集会」までパネル展 三浦市

壁一面に貼られたパネル一つひとつを丁寧に説明する森田さん

ビキニ環礁での水爆実験から70年――。被災の実相を風化させず、後世に語り継ぐことを目指した「三浦市民集会」が行われる4月27日(土)まで、会場の三浦市民ホール(うらり2階)前でパネル展「三浦三崎とビキニ事件」が開かれている。

15日には、イベント実行委員長の森田喜一さんが、東京都立第五福竜丸展示館などから提供された写真や資料を関係者らに解説した。森田さんによると、第五福竜丸は1954年3月1日に被ばく、14日に静岡県焼津港に入港、16日に読売新聞の朝刊で一連の事件が報道され、全国的な騒ぎになったという。三崎港でも150隻を超える遠洋漁船から放射能が検出されたことにも触れた森田さんは「今も世界中で、いつ核が使われるか分からない状況。ただの史実だけではなく、核の危険性に改めて関心をもってほしい」と訴えた。

市民集会は、午後1時から開会。参加券500円(大学生まで無料)。

問い合わせは三浦市職員労働組合【電話】046・882・3467

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