西武・松井監督「こういう時もある」カード初戦に続き救援陣が不安露呈 同点の8回に佐藤隼輔が2失点 9回はヤンが4失点

8回1死一、二塁、楽天・石原に右中間へ勝ち越しの2点適時二塁打を浴び、肩を落とす西武・佐藤隼(撮影・大泉謙也)

◆西武2―8楽天(20日、ベルーナドーム)

西武が1日で最下位に逆戻りした。同点の8回に佐藤隼が勝ち越しの2点を許し、9回はヤンが4失点を喫した。19日のカード初戦も4点リードの8回にセットアッパー甲斐野が3失点。救援陣が不安定な状況だが、松井監督は「こういう時もある」と顔を上げた。

打線は外崎が軽い背中の張りを訴え、大事を取ってスタメンを外れた。苦境に追い打ちをかけるように正捕手の古賀が6回の守備で石原のバットが頭に当たり、7回の守備から交代。9回には二ゴロを打った山村が一塁へ走る途中で右太もも裏付近を負傷した。

古賀は脳振とう特例措置で、21日から出場選手登録を外れる見通しとなった。山村についても、松井監督は「(肉離れを)しているでしょう」と離脱を示唆した。投打に苦しい中、総合力で踏ん張るしかない。(末継智章)

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