鳥栖が7試合ぶり白星で最下位脱出 鹿島に逆転勝ち FWマルセロヒアンの2得点など攻撃陣が奮起の4発

後半35分、この日2点目を挙げチームメートと喜ぶ鳥栖のマルセロヒアン(中央)

◆明治安田J1第9節 鳥栖4―2鹿島(20日、駅前不動産スタジアム)

鳥栖はホームで鹿島と対戦し、先制を許すもFWマルセロヒアンの2得点など4ー2で逆転勝利。7試合ぶりの白星で勝ち点を7に伸ばし、最下位脱出を果たした。

2連敗中で直近6試合勝ちがない鳥栖はこの日も前半11分に先制される苦しい展開。だが、MF河原の左足シュートで追い付くと、前半終了間際には右CKからマルセロヒアンが頭で合わせてリードを奪った。後半は相手の集中した守りで決定機を逸していたが、同35分にマルセロヒアンが左足でこの試合2点目。さらに同43分には途中出場のMF福田がペナルティーエリア中央から右足でゴール右下に決め、今季チーム最多に並ぶ4ゴールで鹿島を振り切った。

殊勲の2発を放ったマルセロヒアンは「いい形でボールにフィットできて、自分にも(チームにも)素晴らしいゴールを決められた」と会心の表情。今季初得点の河原も「しゃがんだら足に当たって入った」と、雨の中でも最後まで声援を送り続けたサポーターを沸かせた。(山崎清文)

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