アストンマーティンF1、中国GP予選リザルトに関して抗議を提出。クラッシュ後のサインツの走行を問題視

 F1中国GP予選後、アストンマーティンF1チームが、予選において、F1スポーティングレギュレーションへの違反があった可能性について、抗議を提出した。アストンマーティンは、フェラーリのカルロス・サインツがクラッシュした後、予選に引き続き参加したことを問題視している。

 抗議は、第39.6条への違反の疑いに関するものであることが明らかになっている。この条項には、次のように定められている。

「予選セッションやスプリント予選セッションの間に、トラック上でマシンを停止したドライバーは、そのセッションにそれ以降、参加することは許可されない」

2024年F1第5戦中国GP カルロス・サインツ(フェラーリ)が予選でクラッシュ

 サインツは、Q2で、最終コーナー立ち上がりでスピン、ウォールにヒットし、コース脇の芝の上にストップした。これによりセッションは赤旗中断となった。サインツは、マシンダメージが大きくなかったため、マーシャルなどの手を借りることなく、自力でピットに戻ることができ、再開後のQ2に参加。最終的に予選7番手を獲得した。

 アストンマーティンのランス・ストロールは予選11番手で、サインツに何らかのペナルティが科された場合、グリッドが繰り上げられるなどのメリットを得る可能性がある。

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