【新日本】DOUKI 調印成立までJr.ベルトを自宅保管…王者SHOは激高「育ちが悪いんだよ」

SHO(手前)を挑発するDOUKI

新日本プロレス20日の東京・町田大会で、「Just 5 Guys」DOUKI(32)IWGPジュニアヘビー級王者のSHO(34)のベルトを〝交渉材料化〟した。

DOUKIは14日台湾大会で藤田晃生との挑戦者決定戦に勝利。29日鹿児島大会でSHOに挑戦する。

その一方で、王者の証しであるベルトは6日両国大会からDOUKIが持ち逃げ。この日の大会ではSANADAと組んでSHO、金丸義信組と対戦したが、ベルトを会場に持ってくることはなく手ブラで登場した。

怒れる王者からは奇襲を受けて「オメー! 俺のベルトどこやったんじゃ!」と詰め寄られるが、DOUKIは動じない。試合終盤に金丸のウイスキーミストがSHOに誤爆すると、トぺ・スイシーダを決めて敵軍を分断。最後はSANADAが金丸をSkull Endで仕留めた。

前哨戦第1ラウンドを制し、同王座初挑戦に弾みをつけたDOUKIは「〝最強のチャンピオン様〟、どうした? 調子悪そうだな」とニヤリ。「4月23日後楽園ホール大会で、調印式決まっただろ。それまで俺がベルトを会場に持ってくると思うか? あのベルトは俺の自宅でしっかり保管させてもらってるよ。調印式前にやすやすとあのベルト奪われるわけにはいかねえんだよ。俺の立派な交渉材料だからよ。まずは調印書にしっかりとサインしろ。俺はずっとあのベルト、ずっと手元に置いておくつもりはねえよ。すぐにでも返してやる」と調印が成立するまではベルトを預かる意向を示した。

一方のSHOは「メキシコのクソど田舎、クソ治安の悪いとこで泥水すすってたヤツがベルト盗りやがって。クソが。育ちが悪いんだよ。しかもなんで(王座戦が)鹿児島なんだよ。黒豚の豚小屋みたいなとこでできっかよ」と悪態をつくばかり。果たして調印式は無事に成立するのだろうか…。

なお、IWGP世界ヘビー級王者のジョン・モクスリー(AEW)は5月3日福岡国際センターから参戦予定。DOUKIが自宅から持ってきてくれるまでは、ヘビーとジュニアの最高峰王座のベルトが両方ないまま新シリーズが進むこととなりそうだ。

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