ピアニスト シンさん アルテリッカに初出演  川崎市多摩区・川崎市麻生区

公演のチラシを持つシンさん

毎年4月から5月にかけて新百合ヶ丘駅周辺で行われている「川崎・しんゆり芸術祭」(アルテリッカしんゆり)。例年幅広いプログラムを行う中、今年は新企画として、4人のピアニストが集う「ThePianoMen」が、4月29日(月・祝)に開催される。その1人として、韓国から来日し、公演に参加するシン・ヨンホさんに意気込みを聞いた。

韓国の名門・ソウル芸術高校2年生のシンさんは、「初めて韓国以外での演奏会に出演する。観客の皆さんに喜んでもらえるよう全力を尽くしたい」と力を込める。

披露するのはムソルグスキーの組曲『展覧会の絵』。シンさんは「この曲を構成する10の楽章の中には『小人』など実在しないものをモチーフにした楽曲も多い。真面目すぎず楽しんで聞ける、お祭りにぴったりの作品」と笑顔を見せる。シンさんの強みは「人の心を動かす印象的な深い音色」。「自分の音楽で観客の皆さんにそれぞれの絵のイメージを想像してもらえれば」と思いを語った。シンさんは午前11時開演の部に出演。会場は昭和音楽大学ユリホール。詳細は同祭サイト。

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