ボートレースとこなめの「中京スポーツ杯争奪回全日本ファイターキング決定戦」は20日に予選2日目を終了した。6Rでは132期の新人・秋末秦悟(21=大阪)が6コースからコンマ12のトップスタートで仕掛けてまくり快勝。デビューしてからちょうど1年で待望の水神祭を飾った。
鮮やかなまくり強襲劇に観戦していた選手も「この子、ホントに初1着なの?」との声も聞かれたほど。将来性を感じさせる鋭い乗りっぷりだった。これまで「2回勝ち損ねた」だけに、初1着は「うれしいというよりも、ホッとした気持ちの方が強いですね」とリプレーを眺めながら笑顔で振り返った。
上田龍星に師事しており「1着を取ったら、師匠からシゴロ(4~6枠)に入ってもいいと言われてるので次節から楽しみですね」と可能性の広がる大金星となった。
長所は「人と話すことが好きでガツガツいけることですね。師匠にはそうはいきませんけど」と笑い飛ばしたように、明朗活発。12R発売中にはファンの前で水神祭が行われ「こんなに応援してくれ方がいらしてうれしいですね。取れる時に取って、また連に絡んで貢献したいです」とニッコリ。なお、デビュー初1着は3連単10万円9380円の特大配当だった。