西島秀俊、独立に水を差す「大谷翔平と一緒」海外エージェンシーの「杜撰なマネジメント」批判報道

多部未華子、黒木華、吉岡里帆など、芸能人が長く所属した芸能事務所を退所し、独立するケースが相次いでいる。そんななか4月17日、俳優の西島秀俊が所属事務所「クォーター・トーン」から退社し、独立することが発表された。

西島は独立するに際し、「22年間、事務所のみなさんとともに歩んだ日々は、私にとってかけがえのない宝物です。心から感謝申し上げます。これからも、国内外のさまざまな作品・企画に挑戦するとともに、そのひとつにとつの作品に真摯に取り組むことで、観客のみなさまに楽しんでいただける作品づくりに携われるよう、精進してまいります」とコメントしている。

「1992年に俳優デビューした西島さんは、翌年のフジテレビ系連続ドラマ『あすなろ白書』で注目されました。ドラマではNHK連続テレビ小説『純情きらり』(2006年)、NHK大河ドラマ『八重の桜』(2013年)、『チーム・バチスタ』シリーズ(フジテレビ系)、『きのう何食べた?』シリーズ(テレビ東京系)など、多くの作品に出演しています。

最近では、3月に最終回を迎えた日曜劇場『さよならマエストロ』(TBS系)、3月30日に放送されたスペシャルドラマ『黄金の刻~服部金太郎物語~』(テレビ朝日系)、2023年公開の映画『首』などで、それぞれ主役級として出演しています。

2021年の第74回カンヌ国際映画祭で、日本映画では初めて脚本賞に輝いた『ドライブ・マイ・カー』にも主演している西島さんの演技力は、国内のみならず海外でも評価され、ボストン映画批評家協会賞で主演男優賞を、全米映画批評家協会賞で主演男優賞を受賞しています。これまでにも『サヨナライツカ』『CUT』『メモリ―ズ・コーナー』など、海外映画や外国人監督の作品に多数、出演して、存在感を示してきました。なかでも、2011年、『CUT』が第68回ヴェネツィア国際映画祭で『オリゾンティ・コンペティション部門』のオープニング作品として上映された際、西島さんがインタビューで流暢な英語で話す姿は、現地で話題になったほどです」(芸能記者)

国内はもとより、海外からもオファーの絶えない西島だが、今後の活動を見据えて、じつは2023年から、ハリウッドの大手エージェンシー「CAA」とも契約していた。

「1975年に創立されたCAAは、トム・ハンクス、ニコール・キッドマン、アン・ハサウェイ、イーサン・ホークなど大物俳優、監督たちを顧客に持つエージェンシーです。海外進出への準備も着実に進めていたのでしょう、西島さんは、7月10日に世界配信されるAppleオリジナルドラマ『Sunny』にも出演します」(同前)

ちなみにCAAの名が最近、日本国内で話題にのぼるできごとがあった。ドジャース・大谷翔平の元通訳である水原一平容疑者が訴追されたニュースだ。

「2005年からスポーツも扱うようになったCAAは、2023年には『Forbes』のランキングで『世界でもっともパワフルなスポーツエージェンシー』の1位に君臨しています。大谷選手とも、エンゼルスに入団を決めた2017年のオフシーズンに契約を交わしています。また、大谷選手とドジャースの大型契約を決めたとして名前の出るネズ・バレロ氏は2006年にCAAに入社し、野球部門のトップを務める人物です。

今回、水原容疑者が引き起こした一連の事件について、マネジメントが杜撰だと、CAAの代理人事務所としての管理責任を問う報道もあります。このことがきっかけで、エージェンシーを変えるクライアントが出てくるかも、とまでいわれています」(スポーツ担当記者)

西島のマネジメントは、しっかりしてほしいものだ。

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