あなたの周りに過保護すぎるママ友はいませんか? 子どものことが心配になる気持ちは分かりますが「正直、この人少し面倒だな」と感じることもありますよね。今回は筆者の体験談をご紹介します。
心配性すぎるママ友
専業主婦のママ友Aさんは、小学校低学年の息子B君を溺愛中。
「Bを一人で外に行かせるなんて考えられない。世の中怖い人だらけでしょう?」
いつもこう話すAさんは、常にB君と一緒に行動し見張っています。それだけなら私に何も害はないのですが、少し困ったことが……。
B君がよく行く公園があるのですが、もちろんAさんも必ず同伴します。その際、いちいち私に「今、公園にいるよ」とLINEをしてくるのです。
これは「今、公園にいるから早く二人でこっちに来て」の意味。私としてはもう小学生だし、息子一人で公園に行かせたい。
しかし、そうするとAさんに「なんで〇〇さん(私)は来なかったの?」と文句を言われるので、必ず私もついていかなければいけません。
「放任主義」と嫌味タラタラ
それに加えて、突然我が家にAさんとB君が遊びに来ることもしばしば。
B君だけなら面倒ではないのですが、ママのAさんが必ずセットで来るので、急いで掃除をしたりお菓子を出したりと、私はいつも気を使ってしまいます。
さらに息子の外出を許可している私に対し、「〇〇さんって放任主義なの? よく子供を一人で外に出せるよね。信じられない」と嫌味を言ってくるので、本当に腹が立っていました。
ただ、B君は息子の大切な友達。私は「我が子のため」と怒らず、グッと我慢してきました。
親離れしていったB君
そんなある日、いつもの公園でB君を見つけた私。しかし、そこにAさんの姿はありませんでした。
私が「今日はお母さんいないの?」と聞くと、「お母さんに『もう恥ずかしいからついてこないで』って言ったんだ」と答えたB君。
私はB君の成長を感じるとともに、Aさんの寂しそうな顔が頭によぎりました。
その後、何回かAさんがB君についていく姿を見ましたが、その頻度は次第に減り、B君は一人で出かけるように。我が家にもAさんは来なくなりました。
まとめ
いくら親が溺愛していても、子供は成長の過程で親離れしていくのは当然なこと。親としては嬉しいことであると同時に、少し寂しいものですよね。
しかし、あまりに過保護になりすぎると、子供から煙たがられるかもしれません。一歩引いた目線から我が子を見守ってあげるのが、成長のために大切なことだと感じました。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:花澤ひかる