【多摩川ボート・東京スポーツ賞】渡辺雄朗が白星発進「新エンジンとしては合格」と好感触

渡辺雄朗が来期A1復帰へ引き出しを増やす

ボートレース多摩川の「第59回東京スポーツ賞」が20日に開幕した。初日6Rでは渡辺雄朗(37=東京)がイン逃げで白星発進を決めた。コンビを組む40号機は初下ろし。「ペラを強気に叩いて、エンジンは反応してくれた。インから伸び返したし、新エンジンとしては合格点」と評価はまずまずだ。

2024年後期適用勝率は20日現在で6・68。4期ぶりのA1復帰も確実になっている。これまで3回、A1に昇格しているが、すべて一期のみで降格。それだけにA1復帰の次はA1定着が目標となる。まずは「今節はエンジンがいいし、来期に向けてペラや調整をいろいろと試してみたいと思う」と仕上げの引き出しを増やすことを考えている。

さらに「これまでA1に昇格した時は毎回F2をやっている。今回昇格したら、スタートから落ち着いた気持ちでレースに行きたい。A1キープを初めて達成するためにも、来期は変な責任感を持たずに落ち着いて走り切りたい」と心構えもしっかり整えている。

A1定着へ向けて技術、メンタルともに準備万端だ。

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