DeNA・筒香 復帰即タイムリー!2軍戦「4番・DH」で出場 開門時ファン950人が長蛇の列「高ぶるものあった」

 5回に適時打を放ち、ナインに迎えられる筒香(中央)=撮影・伊藤笙子

 「イースタン、DeNA5-1巨人」(20日、横須賀スタジアム)

 5年ぶりに古巣復帰したDeNA・筒香嘉智外野手(32)が20日、イースタン・巨人戦で日本帰国後初の実戦に臨んだ。「4番・DH」で出場し、三回に中前適時打を放ち2打数1安打1打点、1死球。背番号25が即座に結果で応えた。

 「久々の試合ということで、自分の中で高ぶるものがありました」。万雷の拍手に迎えられた。一回の第1打席は、メンデスの初球スライダーを右肘付近に受け死球。スタンドは騒然となったが、四回2死二塁から139キロ直球を捉え、中前適時打。「久しぶりの実戦でも思ったよりボールが見えていたし、スイング感覚も良かった。早くコンディションを上げていきたい」と手応えを得た。

 反省も忘れない。第2打席では、カウント2-1から146キロの直球をファウル。「あれは1球で仕留めないといけない」と口にした。結果は5球目のチェンジアップに空振り三振。打席を重ねるごとに、自らの感覚を体に呼び起こしていく。

 筒香を一目見ようと、開門時にはファン950人が長蛇の列。開門時間を35分繰り上げた。5年ぶりに外野席を開放し、バウアー初登板時の入場者2680人を上回る2950人が集結した。

 今後は、23日の同・日本ハム(鎌ケ谷)の出場を予定している。映像で打席をチェックした三浦監督は「すんなりと試合に入っていけていたのかなと思います」と話した。

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